【社員ブログ】フェイスラボの森の仲間たち

水と緑が豊かなフェイスラボの森に集う仲間たちで交わされる日々の物語。 フェイスラボとは、化粧品・医薬部外品の受託製造(OEM)専門の製造工場です。

むじゃきか!

      2017/03/18

「男なら上を目指そう」・・・ということで7月に会社の
後輩2人に連れられ富士登山に初挑戦してきました。
天候は雨のち曇りで強風。5合目から山頂を見上げると
まるで天空の城ラピュタそのままに厚い雲に覆われ、
グルグルとうずまいているじゃーありませんか・・・。
時間は夜中の12時。
登山の知識も経験もない私たちは、とりあえず体を慣らそうと
30分程度散歩をしながらトイレに向かいました。そこにはベテランと
思われる何組かの集団が集まり地面に座って話をしていました。
・・・このとき私は、あれ?なんかおかしいな?と思いあたりを確認してみると
ストレッチどころか動こうとする人たちが見当たらないのです。
聞き耳を立てていると、
「このまま朝まで待っても天候が回復する見込みは少ない。ここまで来たのだから行けるとこまで行ってもいいし、ここで帰るという決断もありだと思う!」・・・などど言っている人がいる始末。
さてどうしたものかと思っていたところへ後輩の一人O君が
「いけるっしょ。行っちゃいましょ。」、笑顔でかるーい一言。せっかくだしまーいっか、と登山を開始することにしました。このあともう一人の後輩、Ⅰ君に悲劇が訪れることも知らずに。

最初は3人ともウキウキしていたんです。夜景が見えては喜び、試しに酸素缶を吸引してははしゃぎしていたんです。ところが朝日が昇り始めたころ彼に異変が起こり始めたのです。Ⅰ君です。
そもそも彼は野球大好き青年で常に体を鍛えているんです。ジムにも通いつめているくらいですから、
まさか一番先につかれ始めるなどとは思ってもいませんでした。
今思えば、このときすでに彼の体力は限界に近づいていたのでしょう。左端でピースサインをするⅠ君。

 こんな元気のないピースみたことないし!
ここから約1時間後、息も絶え絶えに彼はMt.Fujiでこんな名言を残すのです。
「もう・・・心が折れそうです」
そこに追い打ちをかけるかのようにはしゃぐO君。

ここで股の下から顔を覗かすという芸当をやってのけているとはつゆ知らず、先頭きって登る私。この直後、Ⅰ君の顔色は今まで見たことのないくらい黄色くなっていました。
なんとか頑張って辿り着いた山頂。「写真撮りましょうよ、写真!」とはしゃぐO君。いいかげん疲れていた私は半ばあきれてその様子を見ていました。そこへふらふらと歩みを進めてくるⅠ君。そして一言。・・・「早く・・下山したいです・・・空気がほしいぃ」
とっくに限界は過ぎていたんだね。立つことすらできてないもんね。

 でも、ピースの角度が上がったね。
やることをやって満足したO君を先頭に下山を始めた私たち。天気も回復し青空が見え始めたころ
O君は言うのでした。
「次っ、どこのコース登っちゃいますぅ?」

  むじゃきか!
そんな彼らを見て私は思うのです。
辛い時も楽しまなきゃいかんな、と。
これから仕事でもいろんな経験をしていくと思います。楽しいことばかりじゃないでしょう。
しかし、そんなこともみんなで共有しながら楽しんでいける会社、チームを創っていこうと今回の登山で感じました。今後富士登山をされる方、不眠で登山はやめたほうがいいですよ。

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