【社員ブログ】フェイスラボの森の仲間たち

水と緑が豊かなフェイスラボの森に集う仲間たちで交わされる日々の物語。 フェイスラボとは、化粧品・医薬部外品の受託製造(OEM)専門の製造工場です。

竣工15周年

   

フェイスラボの朝比奈です。

少し報告が遅れましたが、7月29日にフェイスラボ竣工15周年記念式典と記念パーティーをしました!

お客様や仕入先様に恵まれ、支えられて、ありがたいことに我々も生活が出来ております。
本当にありがたいことです。

フェイスラボは今から30年前に会長であり私の父である朝比奈照雄が、前身であるFC中央薬理研究所株式会社の創業から始まりました。
当時私は8歳でした。
お金も人脈も無い中、借金して持ち家を壊し工場を建てました。
今思えば、家族もあってその行動は出来るものではありません。

家族は工場の二階に住んでましたから、両親が小さい釜と充填機で手作りで化粧品を製造する姿を見て育ちました。
二人の背中を見て、仕事の大変さ、人を大切にするという事をその時学びました。
貧しい思いや寂しい思いもしてきましたが、本当に感謝しています。
当時、汲み取り式のトイレの本当にボロボロのアパートに住んでいまして、同級生に貧乏だと笑われた事もありました。
そんな経験も本当に感謝です。

私は22歳でFC中央薬理研究所に入社し、24歳でフェイスラボに入社しました。
社会経験も無い私を、様々な方に指導頂き未熟ながら31歳で社長職に就く事が出来ました。

実は一度だけ、社長を辞任しようと考えた時がありました。
社長就任が2009年の12月だったのですが、翌年の2月に長男が白血病を患いまして、当時妻は二人目の子供を妊娠しておりましたから、静岡市の病院への通院や入院の付き添いを私がしていました。
当然、仕事は休みがちになりますし、仕事をしていても集中して考える事が出来ませんでした。
流石にこれではメンバーに迷惑が掛かると思い、今後の事を悩んでいました。
そんな時に、周りのメンバーから「大丈夫です」と、「家族を大切にしてください」と声を掛けて頂き、気持ちが救われ今があります。
抗がん剤の副作用で髪の毛が全て抜け落ち、1日10回も20回も嘔吐しゲロまみれになりながら看病し、ガリガリに痩せこけ立てない息子を背負って病院へ連れていく事もありました。
その経験も本当に感謝しています。

仕事でも家庭でも、楽しい事、嬉しい事、上手くいかない事や、つらい事も沢山ありましたが、全ての事に感謝しています。
それらの経験が自分を鍛え成長させてくれましたし、乗り越えて今の自分があると思います。
その度に皆さんに支えられ、勇気づけて頂きました。
本当にありがとうございます。

人は一人では生きていけないからこそ、お互いに助け合い、協力し合う必要があると思います。
だから私は、美と健康を提供する仕事を通じて、関わる人を幸せにするために、より成長し、より多くの価値を与えられる人間にならなければなりません。

フェイスラボは心技一体の理念のもと、より高度な技術力と開発力、人間力を追求し、世界中から必要とされる美と健康の創造企業になります。
お客様には、お客様の想いや求める成果を提供し、従業員にはお互いの自己実現に協力し、助け合える組織を提供します。
社会には、世の中の美と健康に貢献する事で、心身共に豊かな生活を提供します。

今後20年、30年と続く企業にしていきますので、今後とも宜しくお願いします。

こちらの記事もおススメ!

 - 未分類